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宮建blog ~木の温もりと暮らす~

筋交は必要です。

福井県小浜市で新築・リフォーム・住宅のことならなんでもお任せ!(有)宮﨑建設です。
着慣れた服のような住み心地のよい住宅を目指してます!

こんばんは、
明日は出張の宮崎です。

今日は小さな倉庫を上棟しました。
筋交は必要です。_e0123992_18244338.jpg

このお施主様には以前にも倉庫を建てさせていただきました。
今回はその倉庫の横が現場です。
一時間半もすれば、ほぼこの状態までできました。
シンプルな組み方で部材も少なかったので早かったです。

この後、建物にはとても重要な「筋交」を入れる手順があります。
筋交とは、地震などで建物にかかる水平力に対抗するための部材です。
簡単に言えば、柱から柱(梁と土台にも接合)の間に斜めに入る「つっかえ棒」のようなものです。

鉛直荷重といって上からの力を支えるだけなら
柱と梁、土台からなる軸組みだけで十分なのですが
建物には地震や風など、横からの力(水平力)が加わるので筋交が必要になってきます。

この筋交や合板で補強された、
軸組にかかる横からの力に耐える壁を
「耐力壁」といいます。
この耐力壁をバランスよく配置することが、建物を設計する上で大変重要になります。

ちなみに耐力壁には筋交のように線で抵抗する「軸組抵抗型」と
柱から柱(梁と土台にも接合)にパネルなどの面材を張り付けて
面で抵抗する「せん断抵抗型」の二種類があります。

今日の倉庫も上の写真のような状態ですと
上に登って作業していると、やはり建物が少し揺れます。
上でジャンプするには大丈夫だけど、揺らしてみると弱いという感じです。

それが筋交を入れると
筋交は必要です。_e0123992_18374690.jpg

まったく揺れません!
がっちりと建物が強くなったのを実感できます(^^)

ちなみに筋交がとりつく柱の下と上にはしっかりと金物で補強しないといけません。
そうしないと、いざ「力」がかかった時に柱などを壊しかねないのです。

以前、ある人から
「耐力壁は取れるところで取ったらいい」と言ってるのを聞きましたが
この考えは正直危ないと思います。
「バランスよく考えた上で」という前提のもと
取れるところで取ったらいいという意味であることを願います。

さて明日は建築士会の用事で三重県まで行ってきます。
三重県へ行くのは初めてなので、ちょっと楽しみです(^^)



by miyaken-05 | 2012-01-13 18:46

福井県小浜市の工務店、(有)宮崎建設の専務が仕事や子育てのことを書いてます。子育て世代の目線で住宅に必要なことや、お役立ち情報を書いていきたいと思います。
by miyaken-05
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